大島石とは
大島石の概要
大島石とは、しまなみ海道が通る愛媛県・大島で採石される花崗岩の石材名です。
古くから堅牢で美しい石材として知られていましたが、高度な採石技術、搬出技術が必要となる為一般的な知名度はそれほど高くはありませんでした。
日本でも採石技術が進歩し、もともと石材として特徴的であった大島石が世間の脚光を浴びるようになったのは、明治時代~昭和時代頃となります。
現在は、産地に近い関西・中国地方を中心として、主に墓石として広く利用されています。
高度な採石技術を必要とする、堅牢で美しい高級石材となります。
大島石の特徴

石目が細かく、青みを含んだ岩肌が大島石特有の美しさです。
花崗岩特有の雲母、石英、長石の配合の妙が美しく、建墓・建造物に利用した場合、圧倒的な風格と気品を放つ仕上がりとなります。また、年月を重ねる毎に青みが強く感じられ、深みのある美しさが増していく点が特徴です。堅牢であり、美しさが長持ちする特性を求められる墓石材としての利用は最適で、世間から高い信頼を得ている石材でもあります。
大島石の特徴ポイント
- 水を吸収しにくい
- 錆びたり、変色しにくいから、美しさを永く保てる
- 色目が均一である
- 建墓などのさいに、圧倒的な気品と美しさを放つ
- 採石・運搬技術が必要
- 堅牢で美しい希少な高級石材です。

- ●正式名称
- 大島石
- ●原産国
- 日本(愛媛県)
大島石の産地
大島は、愛媛県今治市にあるしまなみ海道上に位置する島です。
古くは村上水軍が活躍した領域で、もともと石材の産地であったことと、しまなみ海道の開通により、全国的に知名度が向上しました。
大島石の利用シーン
堅牢で美しさが長持ちする大島石は、主に墓石として広く利用されています。

